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オランダでの出産について

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伊藤 愛 セルトーヘンボス、オランダ
day
2012-06-10
 

 2011年春にオランダで出産してその後もオランダで子育て中の伊藤です。 オランダにはじめてきたときには街に妊婦さんとベビーカーの多い国だな〜、というのが感想でした。 日本での出産にも詳しくないのであまり比べられないのですが、私の体験したオランダでの出産体験について書いてみようと思います。

まずは助産院探しから

 オランダでは妊娠検査薬が手軽に10ユーロ前後でドラッグストア等で購入でき、妊娠したかな?と思ったら自分でテストして陽性反応の場合、これまた自分で助産院 を捜して直接電話をします。出産は自宅、病院と選べますが基本的に問題がなければ病院希望でも病院の一室を借りて助産婦さんとだけで分娩となるので、信頼できる助産院選びは大きいポイントのようです。

 といってもうちははじめてなので何もわからず、インターネットで近所の助産婦さんを捜して一番始めにでてきたところに電話をしました。オランダ人のマリアンさんとベルギー人のジェフさんが2人で経営するBij de vollemaan (www.bijdevollemaan.nl)はうちから歩いても15分、電話で話した感じもとっても良かったのですぐにここに決めました。

ジェフとマリアン


 オランダでは高等職業専門学校(Hoger Beroepsonderwijs)で助産婦の国家資格が取れます。ベルギー人のジェフさんによると,オランダではベルギーよりも助産婦の権威が広く、皆助産婦を信頼しているし助産婦とのみでの出産がほとんどなので、ベルギーで働くよりやりがいがあるのでこちらに引っ越してこられたとのことです。

はじめての検診、そして助産院通い

 予約をして早速はじめての検診へ。オランダでは立ち会い出産は当たり前ですが,助産院の待合室にもパートナー同伴できている人がほとんどでした。さて,いよいよ検診です。自分たちの基本的な健康状態などを質問をされて出産に関するパンフレットなどを頂いたあとは、”何でも質問があれば産院の電話へ,急なことがあれば、まずは病院ではなく24時間いつでも産院の携帯へ連絡ください。”とのことでさっと15分程で終わってしまいました。次回の検診は5週間後です。日本のような母子手帳はありません。

 特に問題がなければ検診ははじめは5週おき、4週おき,月に1回が続いて、その後徐々に頻度が増えて最後は毎週助産院に通うことになります。オランダでは妊婦であることは特別視されていないので普通は妊娠中はじめから最後まで病院に行くことはありません。

 産院と言ってもここで出産が行われる訳ではないので特に機械が備わっていることもなく検診は挨拶から始まって約10分程、血圧,脈を測ったり聴診器を使って赤ちゃんの心音の確認など簡単な検診となります。日本では厳しいと聞く体重管理もなにもなし。内診はありませんでしたし、エコーも順調に進めば10週目と20週目の2回のみ。(これは助産院ではなく病院とも別に独立したエコーの専門院に行きました。)これらにかかる費用はすべて保険でまかなわれるので,検診での出費はありません。

 私は妊娠中期に原因不明の大出血があり、しばらく病院のお世話になることになってしまったのですが,(これもまずは助産院に電話して指示を伺いました)この通院期間に発生した費用もすべて保険でカバーされ,個人の負担は全くありませんでした。30週目のときに病院の方からこのまま病院で産婦人科の監視のもと出産するか、助産士と自宅で出産するか決めるように言い渡されました。

自宅で生んでよかったわ!のオランダ(次ページ)
 


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