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私たちに出来る事

leader from from
藤井友香 シアトル
day
2008-01-14
 

世界中には、一日に一食も、まともに食べることが出来ない。
清潔な水が飲めない。
清潔な服が着れない。
傷の処置の仕方もしらない。病院にも行けない。
学校に行けない。
ただ限られた道を、たどることしか出来ない、そんな子供達が沢山います。

たまたま日本という国に生まれた私は、
美味しいご飯を毎日当たり前に食べ、暖かくて安全なお家で毎日過ごし、
学校に行けて当たり前と思いながら行き、
小さな事で不満を言い、
明るくて幸せな自分の将来を必死に求めていました。

たまたま貧困国に生まれたあの子は・・・・?
朝起きて一番に思う事は、「今日何を食べられるかなぁ。」。
夜寝る時には、「明日は何か食べられるといいなぁ・・」。

“不公平”。

何故私たちは、ここに生まれたのでしょう?
私たちは、貧困国には生まれなかった。
何か意味があるのでしょうか。

私達がいつまでも“自分達の生活は当たり前”、 “私だって苦労しているんだよ” と思って、回りに目を向けない限り・・・
貧困国のあの子は、そのままです。

私たちに何が出来るのでしょうか。

私は2006年夏にインドのマザーテレサの“死を待つ人の家”でボランティアをしました。
目を覆いたくなるような現実。
日本で当たり前に思っていた全てのものが貴重に思えた。
下水と飲み水が一緒になっているような川。
靴や清潔な服を身につけていない多くの子供達。
衝撃的だったのは、そこら辺にあった歯磨き粉を薬だと思って頭の傷にぬって、傷が治ると思っていた子供。
薬を買うお金も、基本的な知識もない。
車が止まるたびに、あるいは観光地ではどこでも集まってくる沢山の物乞いの人たち。

施設に入れる人はまだ幸せ。
それが、ベッドが並べてあるだけの施設でも。
物乞いをしてくる子供達。ドラッグを売る、まだほんのちいさな子供達。
それが彼らの生きる為の知恵です。

頭から離れない、ぼろぼろの服の子供達のキラキラした笑顔。
何も持っていないのに、何でこんなに幸せそうな笑顔を振りまいてくれるんだろう。
と同時に問題が大きすぎて、どうしようもない無力感。
私には何が出来るのだろう。
私なんかに何か出来るのだろうか?
海外に行って直接何かをすることが一番なのだろうか。
私はただの大学生で、たいした知識もなく、技術系や医療系を専攻している訳でもない。
それが私の人を助ける道ではないと思ったから。

そんな時に出会ったマザーテレサが残した数々の言葉。
“The greatest poverty in the world is not the want of food but the want of love. You have the poverty of people who are dissatisfied with what they have, who do not know how to suffer, who give in to despair. The poverty of heart is often more difficult to relieve and to defeat.”

そして、気付いたことは、本当の貧困は物質的なものじゃないという事。
イメージ的に物がなくて“かわいそう”と思って、 貧困国の貧しい人たちに何かしたいと思っていた。
しかし、たとえ貧しい家族でも、愛情にあふれた家庭で心のなかはとても豊かかもしれない。
“People who love each other fully and truly are the happiest people in the world. They may have little, they may have nothing but they are happy people. Everything depends on how we love one another.”

実は貧困というのは私たちの身近なところに沢山ある。

心の貧困。

あなたの家族は、友達は、周りの人は?
友達が居ない人、親が居ない人、忙しすぎる毎日で鬱になる人、いじめ、引きこもり、少年犯罪、家族同士での殺傷事件。
物質的なものは沢山あっても、暖かいお家があっても、家族が側に居ても、毎日ご飯が食べられても、その幸せを感じられない貧しい心。
メディアに踊らせられ、物質的に“もっともっと”持つ事が良い事だと思わさせられている。
ものをもつ事が豊かになる事ではない。
小さな事に感謝ができ、心にゆとりがあって、他の人を気にしてあげられる。それが豊かな心。

あなたの周りにも愛に飢えている人が沢山いるはずです。
おおきなことはできなくても、小さな事に沢山の愛を込めて行う。
それが、少しずつ変化をもたらしていくのだと思います。
笑顔一つで人を幸せにすることもできます。
その幸せパワーが少しずつ広まったら。。。
あなたがあなたの家族に、友達に優しくして、それぞれがそれぞれの友達に優しくして、それがどんどん広まったら、より多くの人が他の人を、そして他の国の人の事を気にしてあげられるのではないでしょうか。

“How do we love? Not in big things but in small things with great love. There is so much love in us all. We must not be afraid to show our love.”

私は今、貧困国援助をしたいけど方法がわからないという方々向けに、 インドのボランティア団体との架け橋になり、 こちらから何かしら物資を送り、そしてその物資を現地の人が使っている写真をお返しとしてあげるという活動をしています。

趣旨は、物を送る事がメインではなく、 その自分が送った物が使われている写真を手にする事で、リアリティを持ってこういった問題を考えて欲しいというところにあります。
そして、そこから自分で何ができるか考えて欲しいのです。

100人居たら、100通りの援助の仕方があってもいい。

世界の貧困という大きな問題だから、一人の力では解決しない。
一人一人の小さな力が沢山あつまってこそ、解決していくのだと思う。
私たちがもう少しずつ優しかったら、他人に目を向けられたら、
世界は変わって行くのではないでしょうか。

無関心が愛の反対の言葉です。

少しでもあなたの関心を、愛を、まわりの人に傾けてみませんか。


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