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2008-12-16 (火)

マレーシア バイオディーゼル生産能力拡大へ 5%混合義務化で利用促進

カテゴリー:ニュース

 マレーシア政府がバイオディーゼルの生産能力拡大を承認、利用促進のためにブレンドの義務化も図る。

 コヒラン・ピライプランテーション産業・商品副大臣が”マレーシアにおけるバイオディーゼル実施に関するワークショップ”で語ったところによると、政府は合わせて1,020万トンの生産能力を持つ91のライセンスを承認した。08年10月末現在、全体で168万トンの総生産能力をもつ14の工場が操業している。昨年はパームオイルベースのバイオディーゼルを中心に 129,715万トン生産、うち95,013トンを輸出した。

 利用促進のために、10月30日、国における利用の諸段階で石油ディーゼルへの5%のブレンドを義務とすることも承認した。当初はクアランプールのシティホールが使う政府車で実施、続いて全国に拡大する。副大臣は、この実施がでマレーシアのエネルギー安全保障を確保し、国の社会・経済発展に貢献すると演説したそうである。

Govt Approves 91 Licences For Biodiesel Production, Says Kohilan,Bernama,12.1
 http://www.bernama.com/bernama/v5/newsgeneral.php?id=375640

 バイオディーゼル生産の採算ラインをはるかに超えて高騰していた原料パームオイルの価格は7月以来急降下、今やもともとの最低保障価格のレベルにまで落ち込んでいる(⇒CPO(パームオイル粗油)先物相場(マレーシア:BMD:期近)の推移)。承認されたほとんどすべての工場が操業停止に追い込まれていたが、この原料価格下落でバイオディーゼル産業が息を吹き返しつつあるようだ。

 ただし、主要輸出先のヨーロッパではオイルパーム・プランテーション開拓のための熱帯雨林・泥炭湿地の破壊に対する批判が根強い。国内利用を促さねばならない事情がある。

農業情報研究所 08.12.2

2008-12-13 (土)

テレビの嘘を見破る (2004 新潮社 今野勉著)

カテゴリー:書評

海外では、「ドキュメンタリー」の定義が、「現実の写実、あるいはまじめな再現」であるため、海外のドキュメンタリーには、現在の日本では「やらせ」と認定されるような演出が日常的に含まれる。
  
例えば、ある村落の文化・生活を表現するための優秀なドキュメンタリー作品において、描かれた家族は、実は本当の家族ではなく、村落から集められた人々であるようなケース。日本では最近の「やらせ批判」によって、海外のように堂々とは行わなくなったが、程度の差はあれ、今でも日常的に行われている。
  
本を読むと、捏造と演出あるいは効率化の境界線のケースが多く、再現をすべてなくしたら、表現としてもビジネスとしてもテレビは成立しないことが分かる。一方「これは再現である」という但し書きを、すべてに入れるのが難しいことも分かる。むしろ見る側が、テレビというものは、情報を「物語化」して伝えるメディアだということを前提にする習慣をつけるほうが良いのだろう。
  
物語化というのは、「事実とされる話」を再現することによって「事実」とするということ。「テレビは嘘をつく」というよりも、「テレビは事実を構成する」という方が良いと思う。
  
といって新聞が事実を伝えるかというと、必ずしもそうでもない。
  

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投稿者:三沢健直  Comments: 0 Trackbacks: 0

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