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2010-04-24 (土)

セミナー「木材生産と先住民族」 4月23日-24日開催

カテゴリー:イベント情報 | ニュース

講演するジョク・ジョウ氏

講演するジョク・ジョウ氏


  
4月23日午後、青山の環境パートナーシップオフィス会議室で、FoEジャパン、地球・人間環境フォーラム、メコン・ウォッチの共催で、連続セミナー「人々の生物多様性」の第7回が開催された。
  
テーマは、「木材生産と先住民族」で、SAM(Foeマレーシア)・マルディ支部長のジャク・ジョウ氏を迎えて、マレーシアのサラワク州での森林伐採の現状と、サラワク州日本との関係に関するお話だった。その他の発表者は、FoEジャパンの三柴淳一氏と株式会社レスポンサビリティの足立直樹氏。中井信介氏による新作ドキュメンタリー「森の慟哭」の発表もあった。
  
サラワク州では、意外なことに住民の65%が先住民族である。先住民の多くは伝統的焼畑を行ないつつ、狩猟採集も行い森の周辺で暮らしている。中には、狩猟採集に依存した移動生活をしてきたプナン族もいるが、彼らのうちで伝統的狩猟生活を送っているのは既に500人程度になってしまった。
  
州政府は、先住民族の先住慣習権(NCR)を無視し、先住民慣習地を開発する権利を、先住民に相談もなく企業側に渡してしまい、先住民族の生活の場が暴力的に奪われる状況が現在も続いている。奪い取られた土地で、持続不可能な森林伐採、パームオイル農園、需要アセスメントも行われないダム建設が続けられている。
  
そのようにして生産された木材の最大の輸出先は日本である。サラワク州で生産された合板の約60%が日本に輸出される。そして日本で消費されるパームオイルの90%はマレーシア産である。私たちの消費が、サラワク州の先住民の生活の場を奪っているのだ。
  
足立氏によると、問題は、政府が合法とする木材の中に、このように「不法」に生産された木材が含まれることである。日本企業は、FSCなどの認証制度を利用すべきであるが、それだけでは不十分であり、自ら生産地の状況を把握しておく必要がある。
  
本日4月24日(土)13:30~16:30、JICA地球ひろばセミナールーム301で、再度セミナーが開催されるので、関心のある方はぜひご参加ください。

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投稿者:三沢健直  Comments: 0 Trackbacks: 0

2010-04-16 (金)

レアリゼ第7回共同リサーチ チャリティーとは?~寄付やボランティア行為を「ジブンゴト」に

カテゴリー:お知らせ

donation
近所の店先で見かけたハイチ地震被害者支援を呼びかけるサイン。
「集まった寄付金はMercy Corps Internationalに送られます。」

  
2004年のインド洋沖津波、2005年のハリケーンカトリーナ、そして最近の例では今年1月のハイチ地震など、大規模な自然災害は世界中で話題を呼び、チャリティー団体の活動や人道的支援にスポットライトがあたります。
  
一方で、このような被災地支援への寄付やボランティア参加の呼びかけが盛んなのは最初のうちだけで、メディアの報道が少なくなるにつれて人々の興味も薄れていく、という声もあります。そんな現実を受け、インディペンデント・メディア[レアリゼ]からの提案は、各国の寄付行為やボランティア活動のあり方を比較してみることを通じて、チャリティーという選択肢、さらにその効果や問題点を「ジブンゴト」として捉えるきっかけを探すことです。
  
レアリゼ・メンバーが、2010年1月に起きたハイチ地震の被害者支援に対する寄付活動について、で意見交換をしているとき、次のような報告がありました。
  
「携帯電話のテキストメッセージで簡単にできる募金で多くの寄付が集まった。」(カナダ)
「地理的な近さもあり、メディアの反応も大きく、関心度も高かった。」(アメリカ)
「ハイチ支援関係のチャリティーを装った詐欺も現れ、問題になった。」(イギリス)
  
一方で、寄付行為やボランティア活動に参加するためのハードルや、容易にさせるものについて、次のような意見もありました。
  
「どうやって信頼できる団体を探すのかわからない。」
「直接関わりのある団体や活動でないと、お金の行き先が不透明なので信頼できない。」
「国によって異なる個人の寄付を推奨する税制が『寄付文化』のあり方に大きく影響していると思う。」
  
そこで、レアリゼ第7回共同リサーチでは、非営利団体やチャリティー活動にお金を寄付する、あるいはボランティアとして労力や技術を提供するという行為のあり方や、国や文化によるチャリティーの捉え方の違いを調べることを目的に、以下の情報を集めることにします。
  
●信頼できる寄付先、ボランティア受け入れ先についてのいろいろな視点。
●短期的・長期的の両面から見る効率的な寄付・支援の仕方などに関するアドバイスや体験談。
●寄付団体、ボランティア活動に関する情報のあり方、メディアの役割に関する意見。 
  
寄付やボランティア行為についての意見や体験談に関するこちらのアンケートに答え、レアリゼ共同リサーチにぜひ協力してください。
  
アンケート
日本語: チャリティーとは〜寄付やボランティア行為を『ジブンゴト』に
English: What Does Charity Mean to You? ~ Make Giving Your Business
中文: 何谓慈善事业?~捐款、志愿者行为是“自己的事” 

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投稿者:江崎絢子  Comments: 0 Trackbacks: 0

2010-04-13 (火)

官僚とメディア(魚住昭 著)

カテゴリー:書評

検察の暴走とメディアの追従(あるいはその逆)について、著者は既に2007年に指摘していた。村木元局長の事件までは半信半疑だったのだが、どうやら検察の暴走やメディアとの癒着は本当のことらしい。
  
姉歯事件の報道についても、ヒューザーの小島社長、木村建設、総合経営研究所の所長、とメディアでは「悪い奴」らがたくさん登場したが、何と驚いたことに彼らは本当に被害者で、実質的に姉歯の単独犯罪だった。
しかも、元はと言えば、後で取り替えるつもりでダミーで出した構造計算が国交省の審査を通ってしまい、差し替えができなくなったことが、最初の犯罪だった。
  
この件で最も責任が重いのは、建築確認システムを形骸化させた国交省なのだ。
  
しかも驚愕するのは、国交省は自らの責任を回避するために、検察と共に上記の人々を生贄とした。メディアは完全に官僚に操られていたか、あるいは本当の責任に最初から関心がなく、誰かを責めることで視聴率が上がれば良かっただけなのだ。
  
これらの人々は、構造計算の問題とは別件で逮捕され、別件で処罰された。それは違法行為の処罰ではなく、完全な見せしめだ。しかも罰せられた行為は営利企業では珍しくないことばかりだったのだ。裁判でも、彼らの違法行為は「建築確認の違法とは関係がない」という判決が出ている。
  
他にも様々な事例が出てくるので、メディアと官僚の癒着、検察の暴走などに関心のある人は読んだほう良いと思う。
  

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投稿者:三沢健直  Comments: 0 Trackbacks: 0

2010-04-03 (土)

アール・ブリュット・ジャポネ展 開幕 (パリ)

カテゴリー:イベント情報

3月24日から、芸術の都パリにおいて、「アール・ブリュット・ジャポネ展」が開催されています。
  
モンマルトルの丘の麓に位置するパリ市立アル・サン・ピエール美術館。19世紀の金属建築の美しいサンプルの一つとして知られる市場だったところで、現代のポップアートやアウトサイダーアートなどを積極的に取り上げ、美術界に常に問題提起している美術館です。
  
今回、アル・サン・ピエール美術館からの申し出により、全国20都道府県から約60人の作家が出展する大規模展覧会が実現することになりました。
  
詳しくは、「アール・ブリュット・ジャポネ展」公式サイトをご覧ください!
  
http://www.art-brut.jp/
  
【アール・ブリュット・ジャポネ展】
 パリ市立アル・サン・ピエール美術館(フランスパリ市)
 2010年3月22日(月)~2011年1月2 日(日)
  
【参考記事】
ボーダレス・アートミュージアムNO-MA

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投稿者:三沢健直  Comments: 0 Trackbacks: 1

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