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2010-09-28 (火)

太陽熱温水装置の可能性と展望

カテゴリー:メンバー日記(世界の日常)

先日、太陽熱温水器を設置する業者の方とお話しする機会があった。太陽熱温水器の性能もかなり向上しているようだ。以前のように屋根の上で暖めた温水を直接利用するのではなく、不凍液を循環させることで、利用する水を温める間接的な方式になっているとのこと。
  
この製品だと、集熱板が4枚あれば、給湯はすべて賄うことができるそうだ。ただし、夏の間に過集熱が発生し、不要になった温水が放水されるためにコストが無駄になるとのこと。さらに、過集熱によって、循環する不凍液が蒸発して空気玉が発生し、その玉がポンプを破損する可能性があることなどから、3枚程度にするのが一般的だそうだ。
  
ただし、夏の間だけ集熱板の上にカバーを掛ける労力を厭わなければ、4枚設置することで給湯はすべてカバーできるとのことだった。
  
参考までに、新築の場合に、温水を利用した暖房装置を設置するとしたら、何枚の集熱板で足りるのかと聞いたところ、15枚で足りるだろうとのことだった。夏の間は、このうちの13枚が不要になる訳なので、現状ではコストパフォーマンスに問題がある。
  
しかし、過集熱した温水によって発電する装置は、意外に早く、数年後には普及するだろうとのことだった。さらに、温水から電気を使わずに直接冷房を行う装置も、大規模なものは既に開発されているので、家庭用にもいずれは実用化されるだろうとのことだった。
  
温水から冷房を行う装置が家庭でも実用化されれば、家庭で使う電気は大幅に減少し、発電所も不要になるところが出るはずだ。
  
もちろん地理的な条件は影響するので、日照時間の短い地域では難しいが、幸いに私の暮らす松本平は日照時間が長い。どうやら現在は、太陽光と太陽熱のセットが効率的だが、もうしばらくすると太陽熱が最も効率の良い方法になっていきそうだ。

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投稿者:三沢健直  Comments: 0 Trackbacks: 0

2010-09-23 (木)

海と森と里と-つながりの中に生きる-(DVD)/PARC

カテゴリー:劇評

ryuiki
  
森の豊かさと海の幸とが密接に関係していることを、古の人々が知ったのは、いつのことだろう?どんなきっかけがあったのだろうか?かつて森を壊したことで、海からの痛いしっぺ返しを得たことでもあったのだろうか?このDVDを見ながら、そう思った。
  
古くから漁業を営む付近の森は、社が建てられ、神聖な場所として守られていることがある。それは、海の魚達や海草が、森から川を通して運ばれる養分によって養われていることを、古の人々が知っていたからに違いない。
  
それを忘れてしまったのは、現代の私達のほうだ。かつて日本の森は、ほとんど広葉樹林だった。しかし、戦後の復興期において、それを成長の早く、価格も高い針葉樹に植え替える拡大造林政策が採られ、日本の森は針葉樹林に変えられてしまった。しかし、60年代後半以降の木材の輸入自由化に伴って、日本の木材は競争力を失い、森は徐々に放棄され始めた。
  
手入れをしない森は、水の保水力を失い、山崩れや水害などを引き起こすようになる。その対策として、全国でダムが作られるようになる。ダムは、水利対策という名目で作られたが、実際には、近隣地域の経済対策としても作られ、多くの政治家が必要のないダムを作るよう活動を始めた。
  
しかし、ダムによって、森の養分が海まで届かなくなると共に、海から川を上がり、自らの死体と共に養分を森に戻す魚達も、森に戻ることができなくなる。このようにして、日本中で、森から海へ、海から森へという養分の流れが断ち切られるようになった。
目先の経済効果に囚われた現代人は、古の人々が知っていた、知恵を見失ってしまったのだ。
  
DVDでは、大川のダム建設反対運動を通して、漁業と農業と林業に携わる人々が、互いの価値を知合い、交流を深める姿が描かれている。当初、漁業者達はダム建設の推進側だった。洪水によって土砂が流れ込むと養殖業が被害を受けるからだ。しかし、「気仙沼の生産量20億円のうちに、18億円は大川が運んだものだ」、という研究を知ってから、漁業者の意識が変わる。漁業者も、森を守るために活動を始める。
  
一方で、農業者の側も、それまで意識していなかった川下に暮らす人々のために、農薬を減らし、切り取った草が流れていかないように、敢えて川沿いの草を刈り残すように習慣を改めた。
  
今後、森が復活するためには、林業が復活しなければならない。そのヒントとして、家具づくりを中心に林業を復活させようとする試みが描かれている。
戦後日本の高度成長の陰で失われた価値を再度発見し、これからの日本の新しい価値を生み出していくためのヒントが、このDVDには描かれている。
  
タイトル:海と森と里と-つながりの中に生きる-(DVD)
制作:特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC)2010年
詳細:http://www.parc-jp.org/video/sakuhin/ryuiki.html

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投稿者:三沢健直  Comments: 0 Trackbacks: 1

2010-09-21 (火)

再生可能エネルギー全量買取制度(FIT)と違法伐採木材対策~国内 外の持続可能なバイオマス利用のためにはどのような制度設計が有効か~

カテゴリー:イベント情報

バイオマス産業社会ネットワーク(BIN)第101回研究会

日 時:2010年10月14日(木)18:30~20:30
テーマ:「再生可能エネルギー全量買取制度(FIT)と違法伐採木材対策~国内
外の持続可能なバイオマス利用のためにはどのような制度設計が有効か~」
講演者:坂本有希((財)地球・人間環境フォーラム)
会 場:環境パートナーシップオフィス
(東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F)
地下鉄表参道駅より徒歩5分・JR他渋谷駅より徒歩10分
http://www.geoc.jp/intro/epo_map.pdf
参加費:BIN会員 無料、一般 1000円
  
※現在、日本ではバイオマス電力を含む、再生可能エネルギー電力全量買取制度
(FIT)の導入が検討されています。FITの設計次第では、国内の林地残材よりも
海外から大量にチップなどのバイオマス輸入によるバイオマス発電が大きく増加
する可能性があります。
  
※これまで、日本は豊かな森林資源を有するにもかかわらず、木材需要のほぼ8
割を輸入し、その中には違法伐採木材のような持続可能性に問題のある木材も多
く含まれています。
  
※電力需要はその数%をまかなうために、従来の木材輸入量に匹敵するバイオマ
スが必要なほど規模が大きく、導入には慎重な配慮が必要ではないかと考えられ
ます。
  
※第101回研究会では、日本の違法伐採木材対策について熱心に取り組んでこら
れた(財)地球・人間環境フォーラムの坂本有希さんに、日本の木材輸入の現状
や、今行われている対策、今後の見通しなどについて伺います。
  
※日本のFITをよりよいものにするためには、どのような設計が考えられるか、
参加者の皆様とディスカッションできれば幸いです。
  
※参加を希望される方は、下記よりお申し込みください。
http://www.npobin.net/apply/
(画面右端の「詳細」ボタンをクリックしてください。)

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投稿者:三沢健直  Comments: 0 Trackbacks: 0

2010-09-07 (火)

ミクロとマクロ/ボーダレスアートミュージアムNO-MA・秋の特別企画展

カテゴリー:イベント情報

秋の特別企画展「ミクロとマクロ ~ミクロはマクロに向かい マクロはミクロに向かう~」
  
2010年9月10日(金)~11月28日(日)
開館時間:午前11時~午後5時
休館日:月曜日
(ただし、月曜日が祝祭日の場合は開館し、翌火曜日が休館)
観覧料:一般500円、高大生350円、中学生以下無料
場所:ボーダレスアートミュージアムNO-MA
  
 この展覧会では人が表現をするカタチの、大きな二つの座標に焦点をあてます。
 一つはミクロMicros。人の感覚の中に在る、内部へと向かう蠢くような極小世界です。
 一つはマクロMacros。同じく人の感覚の中に在る、つかみどころの無い巨大に向かう果てのない世界です。
 二つは相反しているようにとらえられてしまいますが、本展では、ミクロとマクロは同じ線上でつながっている、という感覚をダイナミックに体感していただく試みです。
 ミクロはマクロに向かい、マクロはミクロに向かう。
 アウトサイダーとかインサイダーであることを超え、理屈ではない感覚の世界を存分にお楽しみください。
  
》》詳細はこちら
  
》》レアリゼ関連記事
 ボーダレス・アートミュージアムNO-MA ~「障がい者アート」を超えて~

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投稿者:三沢健直  Comments: 0 Trackbacks: 0

2010-09-07 (火)

国内バイオディーゼル業界が存続の危機に 内外での需要伸び悩みで(マレーシア)

カテゴリー:ニュース

2010/09/07 マレーシアナビ
  
【クアラルンプール】 マレーシア・バイオディーゼル協会(MBA)は、バイオディーゼルの生産が行き詰っている状態だと発表、危機感をあらわにした。
  
MBAのU.R.ウンニサン会長は、マレーシア・パーム油委員会(MPOB)の統計によると、2010年7月のバイオディーゼル輸出量は137トンにとどまっており、6月の2,518トンに比べると95%の減少を示していると指摘。現在MBA会員企業22社のうち、生産を行っているのは数社しかなく、会員企業がこの3年に行った投資総額210億リンギが無駄になっていると語った。
  
生産減少の理由として同会長は、国内消費の伸び悩みと輸出の伸び悩みを指摘。どちらも政府の対策の遅れが原因だとコメントした。バイオディーゼルは政府の国家主要経済領域(NKEA)の1つに入っているが、政府が通常のディーゼルに5%のバイオディーゼルを混ぜた「B5」完全導入は2011年6月となっており、取り残されていると指摘した。
比較対象として同会長はコロンビアを挙げ、コロンビアでのバイオディーゼル生産は2009年に開始したにもかかわらず、政府の強力な後押しにより、すでにB10導入が達成、まもなくB20の導入を行うと語った。マレーシアも政府が適切に対応すれば、バイオディーゼルの生産が増加し、年間50万トンあまりのパーム原油(CPO)が使われ、CPO価格の安定にも貢献すると語った。
  
カロテックのデビッド・ホー会長兼社長は、現在の政府補助金では、価格的に海外製品と対抗できないため輸出は不可能だと指摘。しかしながら、バイオディーゼルは石油ディーゼルより(1トン当たり2,500リンギの場合)1リッターあたり60セン高くなるため、B5を完全導入した場合、年間の補助金が3億リンギ増加してしまうため、補助金をいたずらに増やすことも困難だと指摘した。

2010-09-04 (土)

サバ州パーム油産業団地に韓国企業がバイオマス発電所

カテゴリー:ニュース

2010/09/04 12:25 マレーシアナビ

【コタキナバル】 サバ州ラハド・ダトゥのパーム油産業クラスター(POIC)で2日、韓国企業連合が手掛けるバイオマス発電所の起工式が行われた。発電能力は23メガワット(MW)で、建設費用は2億8,000万リンギ。同種のバイオマス発電所としてはマレーシア最大級だという。
  
 同バイオマス発電所開発には、エコ・フロンティア社のほか、韓国中部発電(Komipo)や韓国産業銀行(KDB)、STX重工といった韓国の大手グループが出資しており、2012年下期の運転開始を予定している。
  
 発電所の公式所有者はエコ・バイオマス・エナジー社で、通常は独立系発電業者(IPP)が手掛ける10MW以下の小規模の発電所のために承認される「小規模再生エネルギー・プログラム」下で認可を受けている。

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投稿者:三沢健直  Comments: 0 Trackbacks: 0

2010-09-01 (水)

レアリゼへの新しい参加方法「コントリビューター」について

カテゴリー:お知らせ

 レアリゼは、新しいタイプの参加型メディアを目指し、ライターや翻訳ボランティア、カメラマンなどを募集してきましたが、新たに「コントリビューター」という参加カテゴリーを作りました。
  
 レアリゼは今後、マスメディアで伝えられることの少ない各地のNGO・NPOや国際機関および研究機関の情報も、積極的に伝えていきたいと考えています。そこで、これらの機関のスタッフや研究者などの特有の経験や高い専門性をお持ちの方には、コントリビューターとして参加して頂きたいと考えています。
  
 コントリビューターは、ご自身の活動や研究内容を、記事という形で多くの読者に届けて、知ってもらうことができます。
  
 コントリビューターとして参加する方については、メンバー活動への参加が希望に応じて免除されます。詳細はお問合せください。

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投稿者:三沢健直  Comments: 0 Trackbacks: 0

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