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2010-11-23 (火)

ストリートペーパー

カテゴリー:ニュース

streetroots

  
レアリゼのパートナー Optimist Worldの「チャリティー」欄でInternational Network of Street Papers (INSP)という団体が紹介されていました。世界各地で、貧しい家庭やホームレスの人々に雇用機会を作り出すことにより経済力を支えるツールとしてのストリートペーパー(路上で売られる新聞や雑誌)を奨励する団体です。このニュースによると、1994年にスコットランドで5人のメンバーにより始められたINSPは、今では37カ国で販売されている89のストリートペーパーをメンバーに持つ国際的なチャリティーネットワークとして活躍しています。20万人以上の人々のホームレス生活から自立に向けての努力を支えてきました。
  
アジアからのケーススタディーのひとつとして、日本での例が紹介されています。「日本版The Big Issueが大阪で最初に発行された時、広告収入だけでは必要費用を支えてはいかれなかったが、地元の人々からの支援のおかげで、売上金で経営がまかなえた。」とのこと。海外からのニュースに興味がある人が多いので、ヨーロッパなどからの記事へのアクセスが、INSPを通して国際的なネットワークとつながっている利点だそうです。
  
私も今までに住んだ町や旅行先でストリートペーパーを見たり買ったりしたことはよくあります。このようなサポートシステムがあり、掲載する内容の向上を昇進している国際組織があるというのは、ポジティブなニュースだと思いました。私が今住んでいるオレゴン州ポートランド市でホームレスの人により売られているストリート新聞は「Street Roots」といいます。正直、文章の質においては100%満足しているとは言えませんが、地元ならではのコミュニティーの視点の話題がカバーされているところがなかなか好きで、気が向いた時に買っています(1ドル)。
  
去年まで住んでいたワシントンDCは、ホワイトハウスの足下ながら、残念ながらホームレス問題が大変深刻な街です。ワシントンDCで売られているストリート新聞は、「Street Sense」。毎日地下鉄で通勤していたので、車内で暇つぶしに読むのにちょうどいいこの隔週発行の新聞をよく買っていました。ホームレス支援をミッションとする新聞だけに、ホームレス問題に関する記事(シェルター建設や移動に関する地元住民とのぶつかり、市の政府による政策の欠陥など)は「本物の声」を反映して力強いメッセージを持っていたと思います。Street Senseは、「Vendor for a Day (VFAD)」というプログラムを通して、地元の学生やボランティアにこの新聞を販売する経験を提供しています。
    
数年前に初めてノルウェーの首都オスロを訪ねた時、買い物を楽しむ地元の人々や観光客で賑わう中心街で物乞いをしている人たちを数人見かけました。オスロ郊外に住む友人にホームレス事情について聞いてみたところ、主に東ヨーロッパなどからの移民で路上生活に至ってしまう人たちについて、こんな話をしてくれました。「こうやって道ばたでお金を頼まれてもたいていはあげないようにしている」とい彼女は、人身売買関連のキャンペーンを支援するボランティア活動に積極的に関わっています。他に行き場のない人々を貧しい国から「仕事をあげるから」とだまして連れてきて、路上で物乞いをさせてその「儲け」を取り上げる、そんな酷い犯罪組織があるそうで、「どんなにかわいそうと思っても、少しでもそのような犯罪者の懐を支援してしまうかもしれないリスクがあると分かっているから1クローネでも絶対にあげない。」そんな彼女が、個人ができるホームレス支援の方法で信頼できる例として紹介してくれたのはオスロのストリート新聞「=Oslo」でした。

2010-11-22 (月)

暴力装置とメディア

カテゴリー:メンバー日記(世界の日常)

「自衛隊は暴力装置である」という官房長官の発言を問題発言と報道するメディアを見て、少し「恐怖」を感じた。
  
戦前の新聞のようだ、という言い方は、これまで何度も聞いたことはあったのだが、個人的には、それを初めて感じた。
  
「自衛隊や警察や監獄が暴力装置である」という言い方は、政治思想や社会学的な本を読んでいる人にとっては、ごく聞きなれた言い回しだし、常識の類に属することだ。
 学問的に正しいことを言って、政治的に批判されるというのは、戦前の天皇機関説を想起してしまう。
  
個々人が社会契約に基づいて暴力を放棄し、国家がそれを独占すると考えるのが近代思想ではないのか?
  
確かに日常生活の中で、暴力という言葉は、違法な力の行使として使われることは多いので、本を読まない若者が驚くなら分るが、大人が過敏に反応してしまうのでは、自らの深刻な教養不足をひけらかしているようなものだ。
  
一部の自民党議員には、本当に教養がないように見えるが、多数は承知の上で、単に戦略的に批判していると思う。民主党も野党だったときは似たようなことをしていた。
問題なのは、やはりメディアだ。いつまで子供じみた批判のための批判を続ければ気が済むのだろうか?

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投稿者:三沢健直  Comments: 0 Trackbacks: 0

2010-11-14 (日)

国産木材について

カテゴリー:メンバー日記(世界の日常)

先日、国産の木材しか使わないことで知られる建具屋さんのお話を聞く機会があったのだが、木材の多くを国内のチップ工場で入手しているとのことだった。
  
国内にまだパルプ用のチップ工場があるということが、そもそも意外だったが、やはり減り続けているようだ。
  
どうしてチップ工場で建具や家具の材料が入手できるか、というと、曲がった木や節のある木は材木市場では価値のないものと見なされて、パルプ用に廻されてしまうからだという。
  
ところが、国産の木材で家具や建具を作りたいと思うような人にとっては、曲がっている木や木の節などは、美しい木の表情の一つなのであって、むしろ好ましく感じられるものだ。
  
つまり、多少割高でも国産材の家具や建具が欲しいと思っている人たちを満足させるに違いない木材が、日本では価値のない木材と見なされ、パルプの材料になっているということだ。
  
消費者のニーズを的確に見出してビジネスを成功させる人が自然に出てくるのが市場経済だと思うのだが、林業のような「衰退」産業では、そういう活力が失われているのかもしれない。
  
この建具屋さんは、市場価値がないとされるものを買って高い付加価値を付けて売っているのだから、もの凄い利益率だと思う。目ざとい人にはチャンスである筈だと思うのだが。

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投稿者:三沢健直  Comments: 0 Trackbacks: 1

2010-11-08 (月)

田舎の公民館で、凄い芝居を見た

カテゴリー:劇評

松本市の芳川公民館で活動する劇団「であい舎」による、「文七元結」を見てきた。日頃は仕事をしながら活動する、いわゆるアマチュア劇団なのだが、想像していたレベルを遥かに超えていて驚いた。しっかりと感動してしまったのだった。
  
そもそも劇団と言えば、若い人を中心に行うものと思い込んでいたのだが、この劇団は中高齢の人が中心で、出演者は皆、長年の修練によって身に付けた円熟した演技力を持っていて、このままテレビで見たとしても、まるで不思議ではない感じなのだった。
  
戦乱のない時代が60年以上続いた故の文化的成熟と考えれば、江戸時代の地方歌舞伎との共通点を思い浮かべずにはいられない。しかし一方では、現代の地方演劇が、崩壊する村落共同体の中で、身体表現を通じてコミュニケーションの在り方を問い直しているであろうことを考えてみると、地方歌舞伎もまた、当時起きていた何かの崩壊に直面しての、何かへの問いで有ったのかもしれないことに、思い当たるのだった。
  
そして、そのような演劇は、世界各国の田舎において実践され続けているのかもしれない、とも思うのだ。
  
劇団であい舎

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投稿者:三沢健直  Comments: 0 Trackbacks: 0

2010-11-01 (月)

深夜の電力は余っている?

カテゴリー:メンバー日記(世界の日常)

 「深夜電力は余っているので割引料金」と思い込んでいたのだが、「深夜電力は余っていない」というデータを発見してしまった。
  
◎環境面からみたオール電化問題に関する提言(PDF)(p16)
 http://www.bnet.ne.jp/casa/teigen/paper/061107all_denka_chukan.pdf
  
 少しデータが古いので検索していたら、別のブログを発見した。
  
◎エコキュートの謎 その2 深夜料金の謎
 http://blog.goo.ne.jp/fun_energy/e/b559c7e7cc685450e86dc2e1058ef5d6
  
 これは不当表示なのではないか、と思って電力会社のサイトを見たけど、なんと、「深夜の余った電力を有効利用する」とは、どこにも書いてないのだった。
  
 そうすると、どうして僕らは「深夜に電力が余っている」と思い込んでいるのだろう?

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投稿者:三沢健直  Comments: 1 Trackbacks: 0

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