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2008-10-11 (土)

2008年FAO食料農業白書 バイオ燃料の展望・リスク・機会の包括的分析

カテゴリー:ニュース

10月7日に発表された国連食糧農業機関(FAO)の”2008年食料農業白書”(The State of Food and Agriculture 2008)が、その大半を構成する第1部でバイオ燃料問題を取り上げた。
http://www.fao.org/docrep/011/i0100e/i0100e00.htm

報告はバイオ燃料の概説から始め、それがもたらすリスクと機会を包括的に分析した上で、バイオ燃料の生産と消費は食料安全保障や環境への影響の理解を進める暇もないほどの猛スピードで拡大していると、既存のバイオ燃料政策の緊急の見直しの必要性を強調する。

その分析は既存の知識や研究に基づくもので、それから導かれる個別の諸問題に関する見解や主張も、基本的には既に言い尽くされている(昨年5月の国連報告:国連バイオエネルギー影響評価報告 バイオ燃料産業急拡大に警告とも重なる)。

ただ、ここで取り上げられた農業、経済、環境、社会(貧困、食料安全保障・・・)など、バイオ燃料に関係する広範な分野の問題のすべてに精通している関 係者(専門研究者、学者も含め)は少ないだろう。しかし、バイオ燃料唱道者、開発者、政策決定者は、バイオ燃料にはどんな問題があるのか、包括的知識を持 たねばならない。

例えば、この白書の第5章で取り上げられる”バイオ燃料は限界地で生産できるか?”という問題をどれだけ意識しているだろうか、あるいは確かな証拠を もってこの問題に答えることができるだろうか(この白書の答えは否定的である。少ない養分=肥料・水・労働で高収量が得られ、病害虫に強く、食料とも競合 しないと世界中で大流行のヤトロファも、こういう見解・主張を立証する科学的証拠はまったくないと言う―第5章 14-15頁)。

そういう自問を促すために、とりあえず、この白書の目次を掲げておく(但し、この報告の見解や主張を絶対視するつもりはない)。
続きはこちらで

農業情報研究所(WAPIC)

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