レアリゼ第7回共同リサーチ チャリティーとは?~寄付やボランティア行為を「ジブンゴト」に
カテゴリー:お知らせ
近所の店先で見かけたハイチ地震被害者支援を呼びかけるサイン。
「集まった寄付金はMercy Corps Internationalに送られます。」
2004年のインド洋沖津波、2005年のハリケーンカトリーナ、そして最近の例では今年1月のハイチ地震など、大規模な自然災害は世界中で話題を呼び、チャリティー団体の活動や人道的支援にスポットライトがあたります。
一方で、このような被災地支援への寄付やボランティア参加の呼びかけが盛んなのは最初のうちだけで、メディアの報道が少なくなるにつれて人々の興味も薄れていく、という声もあります。そんな現実を受け、インディペンデント・メディア[レアリゼ]からの提案は、各国の寄付行為やボランティア活動のあり方を比較してみることを通じて、チャリティーという選択肢、さらにその効果や問題点を「ジブンゴト」として捉えるきっかけを探すことです。
レアリゼ・メンバーが、2010年1月に起きたハイチ地震の被害者支援に対する寄付活動について、で意見交換をしているとき、次のような報告がありました。
「携帯電話のテキストメッセージで簡単にできる募金で多くの寄付が集まった。」(カナダ)
「地理的な近さもあり、メディアの反応も大きく、関心度も高かった。」(アメリカ)
「ハイチ支援関係のチャリティーを装った詐欺も現れ、問題になった。」(イギリス)
一方で、寄付行為やボランティア活動に参加するためのハードルや、容易にさせるものについて、次のような意見もありました。
「どうやって信頼できる団体を探すのかわからない。」
「直接関わりのある団体や活動でないと、お金の行き先が不透明なので信頼できない。」
「国によって異なる個人の寄付を推奨する税制が『寄付文化』のあり方に大きく影響していると思う。」
そこで、レアリゼ第7回共同リサーチでは、非営利団体やチャリティー活動にお金を寄付する、あるいはボランティアとして労力や技術を提供するという行為のあり方や、国や文化によるチャリティーの捉え方の違いを調べることを目的に、以下の情報を集めることにします。
●信頼できる寄付先、ボランティア受け入れ先についてのいろいろな視点。
●短期的・長期的の両面から見る効率的な寄付・支援の仕方などに関するアドバイスや体験談。
●寄付団体、ボランティア活動に関する情報のあり方、メディアの役割に関する意見。
寄付やボランティア行為についての意見や体験談に関するこちらのアンケートに答え、レアリゼ共同リサーチにぜひ協力してください。
アンケート
日本語: チャリティーとは〜寄付やボランティア行為を『ジブンゴト』に
English: What Does Charity Mean to You? ~ Make Giving Your Business
中文: 何谓慈善事业?~捐款、志愿者行为是“自己的事”